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ハワイ在住教育コンサルタント

親子の関係:②いい子ちゃん

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前回のブログ「親子の関係:①問題児くん」に続き今回は「いい子ちゃん編」です。

子供の頃から「いい子ちゃん」を演じてきた人は、大人になってもずっと

 

「いい人」を演じ続けようとする、

そしてそれが「その人の生き方の癖」になります。

 

癖は、自分で意識して調整したり変えたりはできません。

 

「いい人を演じる」と言う「癖」と付き合い続けている人は、

特に困ったことや大きな悩みがあるわけではないのに、

「小さな生きづらさ」が常に存在するため、

「何となくしんどい」と感じる人生を歩む傾向があります。

 

 

人付き合いが面倒・しんどい、

心を開ける友人がいない、

人間関係が長く続かない、

転職を何度も繰り返す、

何を始めてみても満足できない・続かない、

自分は何をしたいのかわからない、

いつも人に合わせてしまう、

人からの依頼を断れない、

自分で決断できない、

人の顔色を伺ってしまう、

人からの評価がものすごく気になる、

自分を出せない、

人から責められるとすごく傷つく、

八方美人である、

その場を盛り上げようと頑張る、

みんなに好かれたい、

誰に対しても笑顔、

無愛想な人を見ると腹が立つ、

偉そうな人が嫌い、

 

などなど。

この中の一つだけではなく、結構たくさん当てはまっているなぁ、

という方、小さい頃から割と「いい子ちゃん」ではありませんでしたか?

 

上に挙げたような「小さな症状」の原因は、

幼少の頃からの「親子関係」にあります。

 

 

 

常日頃の行いもよく、言葉遣いも丁寧、

お行儀もよくて誰にでも親切で、

勉強も人並み以上にできる「いい子ちゃん」は、

人が認めてくれるような「いい子を演じる」ことで、

親の・他人の注目を自分に向けようとしているのです。

 

 

子供はある程度大きくなるまでの間、親の存在が不可欠です。

着るもの、食べるもの、住む家、入浴、健康、病気、学校、

生きるために必要なものすべてを「親」に頼るしかありません。

 

自分が生きるために「親」は絶対に必要な存在ですから、

何よりもまずその「親」の気をひく、親の関心を自分に向けるために、

子供は無意識に行動を起こします。

 

言葉を話さない赤ちゃんが、空腹時や体調の悪い時に泣くのは、自分が「生きる」ために「親の注目」をひくためなんですね^^ 

 

生まれてから3、4歳頃までの間に、

子供は、生きるために必要なものを「親」または「育ててくれている大人」

が、自分に無条件に「愛情」を与えてくれるかどうかを知ろうとします。

試しているわけですね、親を。

 

お腹が空いたら食事を、淋しくなったら抱っこを、寒い時には毛布を、

遊びたい時にはいつもそばにいて、

自分をずっと見ていてくれる、

与えてくれる、

心配してくれる、

助けてくれる、

守ってくれる。

 

「この人は、私を、愛してくれている」

 

と、幼児が「安心」することができれば、

その子は「愛されているという安心感=自分を大切に思える自己肯定感」

をしっかりもつことができます。

だから、「親」から少しずつ離れて

「自立」へと向かうことが自然にできるのです。

 

 

けれども、幼児期に、

「この人は、私を、愛してくれている」

と、心の底から感じ取ることができなかった子は、

泣くことや甘えることを止め、

他の手段を使って、親の関心を自分に向けさせようと頑張り始めます。

 

それが、「テストで良い点を取る」だったり、

「親に心配をかけない」ことだったり、

「生徒会長に立候補する」ことだったり、

「親が喜んだり期待すること」を自分がやることによって、

気に入られようとするのです。

 

 

子供は、無意識のうちに、

「親が自分に何を期待しているのか」、ちゃんと見抜いているんですね。

 

親は子供に対して、

「自分の好きなようにやればいいよ」「自分で決めればいいんだよ」

と言っていたとして、子供はその言葉を信じて何かやるとします。

 

例えば、「私はお花屋さんになりたい」と親に言った時に、

親は言葉では言わないけれど、一瞬、嫌な顔された、、、と、

ものすごく敏感に感じ取るものなのです。

子供って親のこと、よく見ていますからね。

親が言った言葉よりも、親がどんなそぶりを見せたかということに、

子供は大きな影響を受けて育ちます。

そういうことを何度か繰り返していくうちに子供は、

「自分のやりたいこと」よりも「親が喜ぶこと」をしよう、

「親が期待しているもの」になろう、とするのです。

 

 

ありのままの自分を認めてもらえない、

親からたっぷりの愛情を与えてもらえない、

自己肯定感をもたせてもらえない、

の意味は、例えば、

親が喧嘩ばかりして子供に不安を与えていた、

親が離婚して子供が精神的に安心できなかった、

うまくできなかった時に親に怒られた、

兄弟姉妹と常に比べられていた、

成績が悪いと怒られた、

親の好みを押し付けられていた、

親の希望すること=正しいことだった、

などです。

 

 

 

いつも親に喜んでもらおうと、気に入られようと、

期待に応えようと頑張ってきた「いい子ちゃん」は、

大人に成長しても、

「他人に気に入られること」を優先してしまう人になります。

 

自分の気持ちよりも他人を優先する「癖」が付いているので、

生きていてもなんとなくしんどい、

自分は何が好きなのかさえもよくわからない、

どんな仕事についてどんな暮らしをしたいのか、

自分が自分でわからない、、なんてことになってしまいます。

 

 

 

「いい子ちゃん」として育たなくてはならなかった「事情」があり、

「親に気に入られるためにやらなきゃならないこと」を

ひたすら頑張って続けてきたけれど、

大人になってもまだその「生きる癖」は治らず、

友達にも同僚にも親戚にも、そして結婚相手にさえも、

本当の自分を出せずに生きる人、結構多いんですよね。

不幸ではないけど、なんとなくつまらない、

疲れる、お腹の底から笑えない、楽しめない、、、という人が。

 

 

 

 

これらは、大人になってからの悩みではなく、

実は、ものごごろついた時から、

幼少の頃からずっと引きづってきた「親との関係」が、

今の自分の「素」になっているからなのです。

親子の関係は、そのまま、他人との関係なんです。

 

そう考えていくと、

子供が生まれて3、4年間の間がどれほど大事な時期か

親子の関係&人間関係を築き上げる重要な数年間であるか

お分りいただけるのではないでしょうか。

 

 

うちの子はもう高校生だから、

今更「子育てのやり直し」は手遅れだ、

なんて言わないでくださいね。

うちの子は「自分を出せないタイプのいい子ちゃん」に育っているな、

と思うならば、放置せずに「楽に生きられるように」

手を貸してあげてください。

 

 

唯一の方法は、

 

親が自分の人生を自分らしく生きること、です。

子供をよくしたいなら、まずは親が変わること。

 

 

私は現在ハワイで、

「いい子ちゃん」たちの心をほぐしたり、

自分らしく生きられるように、

少しだけお手伝いする仕事に携わっていますが、

多くの少年少女たちを見ていて感じます。

 

親が、「自分」を大切に、他人の価値観ではなく

「自分」という一人の人間を、大切に扱って暮らしていると、

子供もまた同じように、自分らしい生き方を選んで

歩んでいきます。

 

 

ALOHA ,

Tina

  

 

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