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ハワイ在住教育コンサルタント

親子の関係:③子供を支配する親

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こんにちは。

親子の関係:第3弾は「子供を支配する親」についてのお話です。

 

 

*ある親子の会話*

 

子:「僕は将来、動物園で働くんだ」

親:「そうね、動物が好きだもんね。でもそれなら動物のお医者さんになれるよ」

子:「お医者さん?動物が病気になった時に治してあげる人?」

親:「そうよ。動物の命を助ける立派な人で獣医さんっていうんだよ」

子:「すごいね。でも僕は獣医ではなく動物を世話する仕事がいいな」

 

 

「支配型の親」が、

この後に見せる言動は大抵3つのうちのどれかです。

 

①何も言わないが、一瞬「嫌な顔」あるいは「悲しげな表情」を見せる。

②あなたには飼育係ではなく獣医さんになってほしい、と優しく伝える。

③飼育係はダメ。とはっきり否定する。

 

子供の気持ちを否定し、子供をコントロールしたがる「支配型の親」。

 

 

どうしてこの親は、子供の夢を尊重し応援することができず、親の希望を叶えさせようとするのか?

 

それは、

親自身が自己肯定感をもてずに生きているからです。

 

ありのままの自分を認めてもらえず育ったせいで

自分に自信が持てずにいるからです。つまり、

「動物園の飼育係になる自分」はダメで、

「獣医さんになる自分」なら認めてもらえる、

「条件付きで」育てられてきたのです。

 

 

 

お勉強ができなくても、

これといった特技がなくても、

生きていてくれる・そこにいてくれることが、

お母さん・お父さんにとっては何よりの幸せだよ、

 

そんなふうに「愛された」記憶がないのです。

だから、愛で満たされなかった「心」を、

子供を利用して埋めようとするのです。

 

 

目的のために子供を利用する、

自分の理想を子供に強要したがる

(習い事、趣味、進路、交際相手まで全部)。

 

 

世間から認められる優秀な子を育てることにより得られる

「他人からの賞賛の言葉」が、

自己肯定感の低いその親の

「満たされないで生きてきた気持ち」を埋めてくれるのです。

 

 

 

支配型の親の元で育つ子は、

 

「私」よりも、

「獣医さんになる私」でいなければ、親は心から喜ばない。

 

「僕」よりも、

「東大現役合格した僕」でいなければ、親は満足しない。

 

 

ことを、よく知っているので、

「親を満足させるために生きよう」とします。

なぜか?

子供にとって「親」は、命綱のような存在だからです。

親から見放されたら生きていけないから。

だから、親の気を引こうと、気に入ってもらえるように、

親の望むことをやろうとします。

 

 

つまり、

自分の人生なのに、親のために生きる癖がついてしまうわけです。

 

そしてこの子たちが大人になり、もうすっかり親から物理的に自立をしているはずなのに、それでもまだ、親のために自分を犠牲にしようとしたり、親に喜んでもらえそうな仕事に就こうとしたりします。「親子の関係」はそのまま「他人との人間関係」に結びついていきますので、自分の思いよりも「他人に認められるために頑張る」人になろうとします。

 

自分自身が「軸」にならない生き方をしていると、人間は、充実感を得られず、頑張っているのになんとなく空回りしているような空虚感を抱くようになっていきます。支配型な親に育てられた子供はいくつになっても「他人」に支配され続けるのです。

 

 

 

 

また、一見、「ひっそりとジワジワ子供を支配・コントロールする支配型の親」とは正反対の位置にいそうな「モンスターペアレント・クレーマー」と呼ばれるタイプの親も、「自己肯定感をもてずに育った人」の典型的な例です。

 

モンスター親は、自分の都合や感情が全てで、他人の都合や気持ちを想像できない人なので、相手に対して無理な要求をします。

 

自分の子が一番になれない「運動会」などのイベントで学校に理不尽なクレームをするのは、「我が子」が「一番」になれないことがショックなのではなく、我が子が一番になれないことで、その親自身が否定されているように感じてしまうのです。

 

 

子供と自分を「分離」できず、「一体化」させているので、子供が不利な立場に立たされたり「我が子が優秀」でいられない事態が起こると、このタイプの親は他人のせいにし、意味不明な態度に出たり相手をとことん責め立てめます。

 

所構わず声を張り上げて相手を攻撃する人というのは、自分に自信がないので、相手にスキを見せたくない・自分の弱みを見せたくない・弱点を知られたくないという心理が働いて起こす行動ですが、自己肯定感の低い人は、誰かのせいで自分が嫌な思いをする、不利な立場に追い込まれる、優先してもらえないことに対し、ものすごく怒ります。

 

怒ることで相手を萎縮させ、相手を追いつめることで自分が有利な立場に立とうとします。そういう方法でしか自分の存在価値を表現できないからです。

 

 

 

 

子供の頃にありのままの自分の存在を認めてもらい、

安心できる環境で、家族に愛されて、

子供時代をのびのびと過ごすことができた人間は、

もう十分に自分の存在価値を認めてもらえているので、

他人よりも優位に立とうとする必要がありません。

自分を等身大以上に偉大に見せようと無理する必要もありません。

 

そんなことをしなくとも、

人は自分をちゃんと認めてくれていることを知っているからです。

 

だから、

勝ち負けにこだわったり、

見栄を張ったり、

公共の場で大声で怒鳴る必要なんてないのです。

 

自然に、そのままの等身大の自分で、

他人ではなく自分の価値観を尊重して生きればいいんだよ、と、

子供時代に親から教わることができているから💕

 

「動物にご飯をあげる飼育係になりたい」という自分を

丸ごと認めて応援してくれる親や大人がいてくれたから⭐️

 

 

 

 

 

親子の関係は、

子供が小さいうちだけではなく、

大人になってからも、ずっと、

その子の人生に影響を与え続けます。

 

不登校や引きこもり、家庭内暴力、いじめ、自殺、自信喪失や無気力、人見知り、友達との関係、社会との繋がり方、全ては「親子の関係」がもとになっています。

 

 

同じような境遇に置かれても、状況で暮らしていても、

Aちゃんは不登校になり、B君は不登校にはなりません。

Cさんは自殺をしても、G君は自殺しません。

Tさんはうつ病になっても、Yさんはうつ病にはなりません。

 

学校でいじめられた子は全員が不登校になるかといえば、なりません。会社が倒産したら、すべての経営者が絶望して自殺するかといえば、しません。人間関係に悩み、苦しんでいる人の全員がうつ病になるかといえば、なりません。

 

 

 

自分はいい子ちゃんでないし失敗も多いけど、生きているだけで家族は喜びを感じているんだと知っている子は、どんなに追い詰められても、自分の命を自分で断つことはありません。

 

 

 

 

子供が産まれてくる時、願いましたよね?

 

無事に産まれてきてくれたらそれでいい。

男の子でも女の子でも大きくても小さくてもいいから、

とにかく無事に産まれてきてほしい、って願いましたよね?

 

その気持ちが、

「その人を 愛する」

っていうことなんです。

 

 

なのに、多くの親は、 

子供には幸せでいてほしい、と、口では言ってるのに、

内心は

「勉強できたほうがいい」

「一流大学に入ったほうがいい」

「社会的ステイタスの高い職業について欲しい」

 

どんどん「子供への期待と望み」が増えていってしまう。

 

 

それは子供への愛ではなく、

親自身が満たされていない自己肯定感を埋めたいだけなのです。

 

おやの「支配」と「欲」が、子供をUNHAPPYにする。

 

それを一人でも多くの親御さんに気がついていただきたくて、

このブログを書きました。

 

子供の人生は親のものではありません。

子供に幸せになってほしいならば、

子供を支配するのではなく、

解放してあげてくださいね。

 

 

というお話でした。

 

ALOHA, 

Tina💟

 

 

 

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